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Saturday, March 27, 2010

アリエルが中国へ

Friday, March 12, 2010

ジェイク!

Thursday, March 11, 2010

カイザー・ソーゼ、広州に登場

Thursday, March 4, 2010

時間が止まる時

古来、詞作に適した場所/状況をさす言葉として、「馬上、枕上、厠上」という。つまり、詩情湧き出ずるのは、長旅で乗り物に揺られてボーッとしているとき、夜なかなか眠れないでアレコレ疲れた脳みそで考えているとき、そして便器にまたがってふんばっているとき、というわけだ。

これは確かに思い当たる。私も日々の仕事に追われ、「アレもやらなきゃ、これもやらなきゃ...時間が無い...キーッ!」などとテンパッている状況のときでも、毎朝の止むに止まれぬ営みの一環として、便座に腰掛けると、なぜか落ち着いてしまうのである。

いくら頭の方が猛烈なスピードで回転していても、直腸の動きは自然のリズムに任せるしかない。

この瞬間、大げさにいえば、私の意識は肉体と一致する。そして、ものすごく落ち着くんである。

冷たい水で手を洗いながら、鏡に映った自分のまぬけな顔を眺めつつ、

「大丈夫...おちついて行こう」

と、自分にいい聞かせる。毎朝の大事な儀式なのである。